YOUR LOVE MY LOVE 下


 

 
「マーマ!!」
 二月十四日朝、起き抜けのフィガロに誕生日を祝うキスを貰って、ありがとうのキスを返し、朝食のテーブルに着かせたマライヒは、自分用の紅茶を煎れにキッチンに立って直ぐ、インターホンの音と同時にフィガロの叫びに近い声を聞いた。 
 まさか、と思いつつ出ると、荷物の配達だと告げられる。
エントランスの解錠ボタンを押してフィガロを見遣ると、顔中いたるところにイチゴジャムを付けた幼子が首を傾げて彼を見ていた。言外に、パーパじゃないの?と問うているのだ。一体どういう風にトーストを食べれば、おでこにジャムが付くのだろう。無関係なことを考えて、マライヒは跳ね上がった心臓を静める。
「荷物だってさ。残念。パパじゃないよ。パパは呼び鈴を鳴らさないでしょ?」
 そう答えて紅茶を取りに戻りつつ、内心フィガロと同じ期待を抱いていた自分を宥める。
 大丈夫。
 今日でもう四日だ。いくら何でも、着替えには戻ってくるさ。たとえ、五分で出ていってしまうとしても、顔は見られるし、声も聞ける。キスだって出来る。帰って来ないのなら、こちらから連絡して着替えを届けに行っても良い。短い時間なら、前もって約束していなくてもマリネラ大使館がフィガロを預かってくれるだろう。
 それに、昨夜の電話。あれが吉報でも、不運な知らせであっても、何らかの展開があるはずだ。展開があれば、彼は身動きが取れる。昨夜のように本部の椅子に縛りつけられる事態は、解消するはずだ。
 
「マーマ!」
 今度は部屋への訪問を告げるベルが鳴る。
「はーい」
 ついて来たがるフィガロを椅子へ押しとどめドアを開くと、鮮やかな黄色と緑の乱舞が飛び込んできた。
「え?」
「お届け物です」
 細かい緑の葉を付けた枝に、たくさんの小さな黄色い花。ああ、これはアカシアだ。満開のアカシアの枝で作った、大きな花束だ。でも、どうしてバレンタインの日にバラじゃなくアカシア? それに一体誰が?
 
「これ、ぼくに?」
「えっと・・・、マライヒさん、ですか?」
 花束の奥から顔を出した、明るい茶色の髪をした青年が、そばかすの散った頬を赤らめてマライヒの問いに答えた。
「ええ」
「じゃあ、あなたにです」
 ぐいと押しつけられた花束から、なおも半歩離れて、
「誰からですか?」
と聞くと、その視線の鋭さに臆したのか、青年の目が宙を泳いだ。
「いや、それは・・・」
「それは?」
「・・・バレンタインの贈り物ですから」
「・・・ああ、ごめんなさい」
 それもそうだと思い至って詫びると、マライヒの素直さにほっとしたのか、青年が今度は微笑を浮かべた。
「今日、お誕生日なんですね。おめでとうございます」
「え?」
「俺が受けたんです、注文。二月十四日にアカシアの花束をって、一月のうちに。バレンタインのプレゼントですかってお聞きしたら、何だか困った顔をされてしまって。アカシアなんて普段入荷しないし、バレンタインはそれでなくてもバラの配達で忙しいのに安請け合いするなって、後から店長にも叱られちゃって」
まくし立てるように一気に喋った青年にマライヒはやや面食らったが、気まずい雰囲気を払拭してどうにか花束を自分に受け取らせたいのだろうと察し、手を伸ばした。
どうやらこの花束は、間違いなく自分へのプレゼントらしい。それも、バレンタインの、というよりはどちらかと言えば誕生日の。
受け取った花束の、纏められた枝や花の周りを子細に観察しても、怪しいところは見あたらない。おかしな音も、匂いもしない。とりあえず、家に持ち込んでも大丈夫だろう。
「でも、何でアカシア・・・?」
「誕生花だからですよ、二月十四日の」
「たんじょうか?」
「ええ。二月十四日の誕生化の一つです。花言葉は、『秘密の愛』」
「・・・へえ」
 マライヒが幾分呆気にとられた隙に受取証にサインを書かせ、花屋の青年は足早に立ち去った。二月十四日、朝一番の配達。彼にはまだまだ仕事が待っているのだろう。
「マーマ?」
「今いくよー」
 いつまでも戻らない母に不安になったのだろうフィガロの声に返事をしつつ、マライヒの思考は『秘密の愛』という言葉で占められていた。
今まで知らなかった己の誕生花と、その花に込められた言葉。とにかく今は、とフィガロの待つ食卓へ向かいながら花束の中をのぞき込むと、濃い緑の葉と黄色い花に埋まるように添えられた白いカードが目に止まった。抜き取って開くと、見慣れた筆跡が飛び込んでくる。
鮮やかなまでに黒い万年筆のインクで書かれた、少し癖のある、けれど整った骨太の。
『to my valentine』
おもいびとへ。
 彼が、バンコランがこの言葉を記したとき、一体どういう顔をしていたのだろうか。
犯罪組織の幹部の元愛人で稼業は殺し屋だったという、諜報部員としてはもっとも避けるべき経歴を持つ自分との恋愛関係を本部に隠しもせず、あまつさえアシスタントとして引き抜きもした、ささいな浮気すら上手に出来ない、恋心など、愛など隠す必要のないあの人は。
 再度の息子の呼び声に、マライヒは花束を抱えて食卓へ急いだ。
 
 
 朝食を終えたフィガロを居間で遊ばせ、アカシアの花束を大振りな花瓶に生ける。
 ふわふわ揺れる黄色と緑が、時折頬をくすぐったり始末の悪い自分の髪に絡んだりするのを見ると、マライヒにはそれがバンコランの指の代わりに思えて嬉しかった。
 昨夜の電話でのやりとりを思い出す。
自分の言葉に、彼が不審や不安を覚えていなければいいのだけれど。つい出てしまったあの問いかけの刃は、彼にではなく自分の過去へ向かうものなのだから。
 
「あなたは汚れている」
 そう言われたのは、いつだったか。とにかく随分と前のことだ。
 おそらく、夫であった国王と、夫を失った後に出会った思いを寄せる男、バンコランにしか体を許したことがないのであろう高貴な女性の投げた言葉は、マライヒの心に深々と刺さった。
ずっと気にしないふり、忘れたふりをしてきたけれど。
そんなことは関係ない、今のお前を愛しているのだという彼の言葉を信じているけれど。それでも。
 
 今日で十八歳になる自分の体に触れた男の数は、片手では足りない。もしかしたら、両手でも足りないかも知れないが、正確に数えてみたことはない。
最初に性的な経験をしたのは、十歳をいくらか過ぎた頃。愛と信じ、天涯孤独の身となった幼い自分の拠り所だったそれは、シャーマンの一方的な嗜虐の愉悦でしかなかった。両親も家も既に失っていた自分の心の支えが偽物だった絶望感に、幼いマライヒは耐えられなかった。何もかもが信じられず寄宿学校を飛び出した自分を拾った男を、マライヒは心の底から愛した。今思えば、愛するしかなかったのだろう。
初めは、伯爵も自分を愛していると信じていた。
例え、人を殺す為の技を過酷な訓練で日々仕込まれようとも、身につけたその技量を己のために使えと言われようとも、そこには真実、愛があると信じていた。信じたかった。  
やがて長じて、そんなものは無いことを十二分に思い知らされたけれど、それでも、信じている振りをするしかなかった。ほかには、どうしようもなかった。
今現在も、きっとこれから先もただ一人愛してやまないバンコランにですら、最初はレイプまがいに抱かれた。
己を陵辱した男を好きになった自分を、そして彼に出会ってからですら、幾人もの男に陵辱を受けた自分を、「汚れていない」などとは、言えない。そんなことは、エトランジュにいわれるまでもなく分かっていた。
 
バンコランを愛し始めた頃、マライヒは自分の心を彼に悟られまいとしていた。
「少佐の恋は、長くは続かない」
 バンコランに紹介されて働いた宮殿警備の同僚からも、そのあと引き抜かれたMI6の本部でも聞いた言葉。どうせ結局は遊ばれて終わるのだから、君もその心づもりでいた方が良い、と忠告してきた者もいた。悪意がないだろう人も多かったし、実際バンコランのそれまでの素行は褒められたものではなかったので、最初は曖昧に笑って済ませた。
自分自身にも、胸に宿った恋心は悟られるな、同じ失敗は繰り返すなと戒めた。
愛した相手に身も心も捧げきってしまう己の性質は分かっていたし、その心を利用されて良いようにされるのも、もう嫌だった。向こうが遊びのつもりなら、こちらもそれを楽しんでいるふりをしなければ。そうしなければ、また同じ事の繰り返しになると思った。
 そんなマライヒの「秘密の恋」を、バンコランは恋の期限がそろそろ切れるのではないかとマライヒが怯えだした頃に、見破った。いや、もっと以前から、下手な嘘が見え透いていたのかも知れない。
 彼に都合の良い、扱いやすい「恋のお相手」であろうとするマライヒに、そんな振りをするな、お前は今まで付き合ってきた少年たちとは違う、心の底から愛しているのだと繰り返し告げた。それをなかなか信じられなかったし、隣り合って暮らすようになって随分と長い時を経た今でも時々疑ってしまうのは、彼の素行の悪さと、そしてなにより自分自身の「汚れ」ゆえだということをマライヒは知っている。
こんなぼくを、あの人が愛する訳がない。
ぼくは彼にふさわしくない。
そんな思いが、今でも自分につきまとう。
 
ずうっと、ずうっと前のこと。
ねえ、どこにいて誰を愛していたか、記憶にある?
 
 昨夜、彼に問うた言葉は、そっくりそのまま自分に返る。
 ずうっとずうっと前。バンコランに出会う前。両親の庇護下から放り出され、帰る場所を探す日々が始まった頃から。両親をあっけなく失って寄宿学校へ入れられ、飛び出してラーケンに拾われ、殺人技を仕込まれ、組織の殺し屋として名も知らぬターゲットを仕留める日々のなかで、どこにいて誰を愛していたかを、偽りの愛と本当の愛だと思い込みたい切望と欲望と寂しさにまみれた幾つもの夜を、マライヒは克明に覚えている。   
バンコランに出会って愛されるようになってからの、日々の幸福で全てすっかり忘れてしまったと言いたいけれど。
忘れることなど、到底出来はしなかった。あまりにも自分の心に深く刻み込まれてしまった日々。今の自分を形成してきた半生。それらの上に、今の自分があるという紛れもない事実。
 
「あなたは、汚れている」
 
出来るなら、ぼくだって、真っ白な自分のままでバンコランに出会いたかった。
他の誰もを知らない心と体で。
まっさらな自分を愛されたかった。
 あの、高貴な女性の様に。
 けれど、もし何も知らないままでいたら、たとえば両親が交通事故で死なずにぼくが大きくなるまで守っていてくれたら、ぼくがバンコランに出会うことは出来ただろうか?
もし寄宿学校を飛び出さなかったら?ラーケンの飼い犬として人殺しをしなかったら?
始めて彼に出会ったあの夜、バンコランを殺しに行かなかったら?
今の自分ではなかったら、たくさんのもしもが、自分とバンコランの道を別のものにしたのではないかと、マライヒには思えてならない。
 自分を汚してきた数々の出来事が、バンコランへとぼくを導いたのだとしたら、もしそうだというなら、ぼくは綺麗なままの自分より、汚い自分の方が良い。バンコランに出会えない人生なんて、意味がない。
 
「マーマ、プーウ?」
 フィガロに上着の裾を引かれ、ふと我に返ったマライヒの目に黄色い小さな花の固まりが映る。春はもうすぐそこまで迫っているよ、とでも言いたげな、明るい黄色。
「ごめんね、フィガロ。ぼんやりしちゃってたよ。どうしたの?」
 しゃがみこんで、幼い息子の顔をのぞき込む。
「プウ!」
 ぷくぷくした指が、チェストに置かれた時計を指さす。もうすぐ十時、おやつの時間だ。
「お腹空いたの?」
「プ!」
「わかったよ、おやつにしよう。何が良いかな」
 生けかけだった花を花瓶に押し込んで居間の一番よく見える場所へ飾り、キッチンへ向かいながらビスケットは残っていただろうかと考える。ここ数日、バンコランが戻らない事で沈み気味のマライヒは、食材を買いに出かけていない。
「マーマ?」
「大丈夫。まだ何か残ってるよ」
 そう言ったものの、冷蔵庫からミルクの瓶を取り出すと、もう残り少ない。
 おやつが済んだら、今日こそは買い物に出かけようとマライヒは決意した。好物ばかりを並べた自分の為のバースデーディナーを用意するのも悪くない。例えそれが、フィガロと二人きりのものであったとしても、自分には息子がいて、帰りを待っていて良い人もいて、家もある。素晴らしいことだ。
夜の街路で着の身着のまま膝を抱えて震えている幼い自分では、もうないのだ。
 
 
結局、バンコランはフィガロの起きている間には戻らなかった。
連絡もなかったので、マライヒは幼い息子と二人、好物ばかり(半分以上をデザートと見紛うばかりのの甘いものが占めていた)を並べた夕飯を済ませ、締めくくりに今日だけは特別にと小さなホールケーキを半分こした。
バンコランにと買ってきたステーキ肉は冷蔵庫へ入れ、ケーキを好まない彼の為のブランデーはしまい込むのが忍びなく、食卓へ置いたままにした。
母の誕生日に父のいない寂しさをフィガロは控えめに訴えたけれど、
「仕方がないよ、パパは忙しいんだ」
というマライヒの言葉で納得した。
 全く、幼いくせに聡い子供だとマライヒは思う。誰に似たんだろうと言えば、きっと自分たち二人共にだ。彼も自分も、わがままの言える子供時代ではなかった。その分、この子には子供らしくのびのびと過ごさせてやりたいと思うのに、息子は滅多にわがままを言わない。それが誇らしくもあり不憫でもあった。
 
 日中久しぶりに買い物がてら散歩に出たせいか、すんなりフィガロが寝付いた後、今度は本部の電話番号から携帯電話に着信があった。
「もしもし?」
「ああ、わたしだ」
「うん。お疲れ様」
「ああ」
「片付いた?」
 電話越しの彼の声で、大体は分かっていたけれど問うてみる。
「夕方に、やっとな。フィガロは?」
「もう寝ちゃった。久しぶりにお散歩に行ったらはしゃいじゃって。疲れたのかな」
「そうか」
 少し残念そうな声。すっかり父親が板に付いたバンコランがくすぐったくて、マライヒはつい笑った。
「何だ」
「ううん。片付いて良かったね。それと、お花、ありがとう」
「無事に届いたか」
「うん、朝一番で。綺麗なアカシア。嬉しかった」
「頼りなさげな店員だったから心配したが」
「大丈夫、バラじゃなかったよ。あなたのソファーからもよく見えるところに飾った。帰ったら一緒に見てね。もう戻るでしょ?」
「ああ。やっと一段落だ。明日は休みを取った。これから帰る」
「御夕食は?」
「まだだ」
「じゃあ、用意しておく」
「ああ、頼む。じゃあな」
 ぷつりと切れた電話に、昨日と同じ言葉を囁く。
 バンコラン、愛してる。
 結局、自分の中にある言葉はこれだけだから。
 
 
 程なくして帰ったバンコランを、待ち構えていましたとばかりにマライヒは迎えた。
 彼の為のステーキ肉は塩胡椒とスパイスを振りかけられ常温に戻っているし、ワインも冷えている。もう時間が時間だし、他に何か用意しても彼は口を付けないだろうとマライヒは踏んでいた。自分の唇はもちろん、キスを待ちわびている。
「お帰りなさい」
 とマライヒが言い終わるより先に、バンコランは愛しい少年の唇をふさいだ。未だ彼の誕生日の内であることは、ドアを開ける前に確かめている。彼の為にと言うよりは自分の求めるところに従って存分に唇を吸い口腔内を蹂躙し、ようやく耳元で、
「おめでとう」
と、囁いて抱きしめる。
 この美しく欲のない少年が、何より欲しがっていた誕生日の贈り物。
 時間は随分遅れてしまったけれど、受け取ってもらえるだろうかと柄にもなく不安になって、そっと顔をのぞき込む。目元と頬を赤く染め、ややうつむいていたマライヒの顎を掬うと、自分が贈ったのと同じ思いを込めた口づけが帰って来た。
「・・・ありがとう」
 少し震えて濡れた声。
 かつてこの子が、自分への想いを胸の内に押しとどめようと必死になっていたことを思い出す。今は、仕草一つ、声一つ、目線一つにあふれんばかりなこの恋情を。彼に対しての感情を言い表すならば、もはや「恋」ではなく「愛」なのに、どうしてか気持ちが高まると彼からは「恋」を感じる。それでも、伝えたいのはやはり、
「愛している」
「愛してる」
 二人同時に囁いて、二人同時に微笑む。
 愛を露わにしなかった彼と、愛を貫き通す自分。
 愛におびえた彼と、愛に勇気づけられた自分。
 そんな自分たちが今こうして、長い時を経て共にある奇跡。
 バンコランは改めて、自分の腕の中にこの少年を導きたもうた何かに感謝した。彼の歩いてきた過酷な幼少期を思えば、感謝ばかりもしてはいられないが、それでも、マライヒを腕に抱く奇跡を感じるときだけ、バンコランは神を信じる。
 
「お花、見に行く?」
 鮮やかに微笑むマライヒの、まさにアカシアのような健やかさ。それを、この腕の中で取り戻させたのだと思うと、抱きしめた腕を解けなくなる。
「そうだな」
 返事はするもの、動けない。もう少しこのままでと、思ってしまう。
「お風呂、沸いてるよ?」
 バンコランの冷えた頬を、暖かなマライヒの手のひらが包む。
「ああ」
 その両手を、革手袋をしたままのバンコランの手が包み込む。
「・・・一緒に入る?」
 わざと、少し悪戯な色を含めたマライヒの声が問う。
 そうだな、と答えることすら惜しくて、バンコランは恋情に翻弄されて頼りない目をした、誕生日を僅か数時間残した少年の膝を掬い上げた。
 
 わたしの愛、お前の愛。
 ぼくの愛、あなたの愛。
 
 それぞれに違っていると幾度も考える。相手のものの方が尊いと思っている。その想いこそが、相手への愛だとは意識せずに。もうすっかり大人だと思い込んでいる二人は、天使の息子からすればいまだ未熟で幼く、至らない。
 だからこそ、彼らの間に息子は生まれてきたとも言える。
「秘密の愛」
 それは、密やかであるからこそ強く、たくましい。い抱き合い、少しの隙間すら嫌だと身をすり寄せる、若い恋人たちは、残り数時間の「特別な日」を惜しむようにむさぼった。
 
<終> 
 
 
 

 

 

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